NIPT(非侵襲性出生前遺伝学的検査)のご案内About NIPT
NIPT(非侵襲性出生前遺伝学的検査)とは?
当院は2023年10月より、NIPT(非侵襲性出生前遺伝学的検査)の実施医療機関(連携施設)に認証されました。
NIPT(非侵襲性出生前遺伝学的検査)とは、複数ある出生前検査の一つです。お母さんの血液で、お腹の中の赤ちゃんが染色体疾患を持つ可能性を調べることができる検査です。対象となる疾患は、21トリソミー症候群(ダウン症候群)、18トリソミー症候群、13トリソミー症候群の3つの染色体疾患に限定されます。また、この検査でわかるのは、赤ちゃんが3つの疾患をもつ可能性の有無になるため、確定診断は羊水検査で行う必要があります。
対象となる方
- 高年齢の方(一般的には出産予定日に35歳以上とされています)
- 母体血清マーカー検査で、胎児の染色体数的異常の可能性を指摘された方
- 前のお子さんに染色体数的異常があった方
- 胎児超音波検査で、胎児の染色体数的異常の可能性を指摘された方
- 夫婦・カップルのいずれかがロバートソン型転座を有していて、胎児が13トリソミーまたは21トリソミーとなる可能性がある方
- 13トリソミー、18トリソミー、21トリソミーに対して強い不安を感じている方
当院では、上記に加え次の全てを満たす夫婦・カップルに限定してNIPTを実施します。
- 原則として本院で分娩される方
- 検査前後の遺伝カウンセリングに夫またはパートナーと受診できる方
- 多胎妊娠ではない方
受診方法
受診は完全予約制です。当院外来受診時に希望する旨を担当医師へお伝えください。NIPT外来の予約をします。
1回目の受診(遺伝カウセリング 妊娠12週~14週頃)
- ◦遺伝カウンセリングを行います。夫またはパートナーと受診してください。カウンセリング後にNIPTを希望される方は、採血します。
- ◦遺伝カウンセリングを受けたら必ずNIPTを受けなければならない、ということではありません。
2回目の受診(結果説明 採血から約2週間後)
- ◦NIPTの結果をお伝えします。夫またはパートナーと受診してください。検査結果によって、必要な方には、羊水検査の説明と予約をします。
費用
- ◦NIPTの費用は20万円です。(遺伝カウンセリング費用、羊水検査が必要な場合の羊水検査費用を含みます。2回目の受診以降、追加の費用は発生しません。)
- ◦遺伝カウンセリング費用 1時間10,000円 1時間を超えた場合は、30分ごとに5,000円が加算されます。
- ※検査に関わる費用は、すべて自費診療です。
- ※1回目の受診時に、遺伝カウンセリング後に検査を希望されなかった方は遺伝カウンセリング費用のみご負担ください。
関連リンク
日本医学会 出生前検査認証制度等 運営委員会※ご不明な点は、スタッフへご相談ください。